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広東語学院の先生や学生たちによる香港レポートのページ
電影・明星・音楽 - vol.104月24日/'03
多 謝 晒!張 國 榮--- Leslie 永 遠 活 在 我  o地 心 中!
風 繼 續 吹 , 不 忍 遠 離 , … 要 強 忍 離 情 涙 , 未 許 它 向 下 垂 …
C I N D Y

レスリーに捧ぐ * ** * * * *5


 Leslieに捧ぐ * ** * * * *夢の話--哥哥と唐唐

 

夢の話 ---- 哥哥と唐唐

Text  by  入門クラス 野田淳子
夢の話--哥哥と唐唐

あの日を境に私は夢を2度見ました。
幸運なことに、私の夢にはいつも「哥哥と唐唐」が一緒に出演してくれるのです。
最初の夢は、まだ、こんな悲しく辛い現実が待ち受けているなどとは思いもよらない3月半ば頃に見た夢です。記憶にある限り脚色なしで記載致します。

* * * * * 

シーン1
カフェテラスで小さなテーブルを挟んで私と唐先生が話しをしています。話の内容は唐先生のファンクラブに関してです。
唐先生:「え?僕のファンクラブ?」
私:「はい。唐先生のファンクラブです。」
唐先生:ちょっと離れているレスリーに気づかれないようレスリーを視線で指して「彼のじゃなくて?」
私:「はい。彼のではなく唐先生のです。公式ではありませんが唐先生のファンクラブがあるんです。」と、私もレスリーに気づかれないようレスリーを視線で指す。
レスリーは明らかに近くにいて知人か友人の人達とにぎやかに話しをしている。
私:「是非、ファンの集いをして頂きたいのですが…」と、勇気を出して話を切り出す。
唐先生:「何をしたらいいのかな?」
私:内心で小躍りしながら、やった脈有り!と思っている。
唐先生は近くにいるレスリーにちょっと遠慮勝ちの視線……私もレスリーを差し置いて唐先生と話をしているので、かなり緊張している。しかも、夢の中のくせにひざが震えて、手に汗をかいている。
唐先生も私も、こんな話をしているのがレスリーにばれたら絶対、彼は気分を悪くする、万一、レスリーと視線が合って「あの二人、何を話してるの?」と近づいて来られたら、唐先生も私も隠しておけないことをお互いに悟っていたのです。だから、お互いに恐ろしくてレスリーの顔を見ることが出来ず、顔を見合ったまま、固まって、視線だけをレスリーに向けている。だから、レスリーは傍にいるが顔が出てこない。

シーン2
唐先生のファンの集いは、いわゆるサイン会とかでは、まったく無くて、「これからの時代に生き残れる企業」と題した経営コンサルティングセミナーなのでした。
主催者の代表である私は会場がほぼ満員な事に大変満足し「第2回目もあるかも?」などと虫の良いことを考えながら、せっかくだから私も唐先生の話を聞かせてもらう!と同じセミナールームにおりました。
唐先生:「これからの企業経営は数字に強い人間だけが生き残れるんだよ」などなど、現在の株式市場の話や企業経営の話をホワイトボードの前でレクチャーしている。
私:「数字に強い人間かぁ……」と落ち込んでいる私に唐先生は追い討ちをかける。
唐先生:「これからの時代は僕のように頭もスマートでクリアじゃなきゃ、生き残れないよ!」と、生き生きと、しかもちょっぴり尊大に話しをする。
私:「うーん、きついこと言うけど、当たってるわ…でも、唐先生ってレスリーがそばに居るときと居ないときでは人間変わるんだなぁー」と独り言……そうこうしているうちに唐先生は私を指さし「だから君はだめなんだよ!」と衝撃の一言……
確か最後はセミナーが成功に終わって次回も是非!とかいう設定だったような記憶があります。素晴らしいファンの集いでしたが、私は常時、レスリーに見つかって「勝手な真似するな!」と怒られやしないかと緊張の連続だったのです。しかも、モノクロではなく、カラーの夢でした。この夢のお陰で、私は朝起きたとき、ぐったり疲れておりました。

* * * * *

2回目の夢は悪夢のような現実から数日経った日のことです。確か4月3日か4日頃だったような記憶があります。
どこかの高校らしき教室の中から声が聞こえたので、私は誰だろう?と思い教室の端の出入り口から中を見ました。学校とかの教室にある出入り口って、たいてい引き戸ですよね。あの引き戸が開いていたのです。中をのぞくと、哥哥と唐唐の二人が鬼ごっこをしてるのです。どうやら唐唐が鬼で、狭い教室の中を哥哥を追いかけているのです。二人とも、机の間を縫って子供みたいに駆けずり回っているんです。唐唐はかなり真剣な面持ちでまじめに哥哥を追いかけているのです。けれど表情からは抑えきれない嬉しさや幸福感がにじみ出ているのです。一方、哥哥はと言えば、唐唐に捕まらないギリギリの距離を唐唐を挑発しながら逃げ回っているのです。けれど、哥哥は唐唐と違い「今、すごく幸せ、唐唐と二人だけ……」と言う気持ちを全身全霊で、まさに放出しておりました。見ていた私も「今、この二人に話し掛けちゃいけない。こんな幸せそうな二人に水さしちゃいけない」と、それでもその場を離れられず、ずーーっと二人を見ておりました。

* * * * *

夢など、あてになるものでもありませんが、他人はどうあれ、それでも私は「哥哥と唐唐」の深い愛情を信じております。

入門クラス 小野田淳子

以上  Text  by  入門クラス 野田淳子 
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